Blu-ray ブルーレイディスク考in2008Winter
                                            AudioVisual top

Blue-ray Disc 考 in 2008 Winter 2008年1月4日 FirstUp
2008年1月16日 更新
2008年2月22日 更新


このホームAVのコーナーでDVDレコーダーのお話をしたのが2003年夏。
あの頃既にHDD+DVDレコーダーが出回ってはいましたがまだまだ気合を入れて購入しなければならない価格でした。
VHSテープレコーダーだけの新製品は次第に世の中からは姿を消し、新製品ではせいぜいVHS+DVD(+HDD)という機種のなかに見つけることができる程度になってきた頃でもありました。

あれから4年とちょっと経ちました。この4年間に何が変化したのでしょうか。

●GBからTBクラスへのHDDの大容量化が進みました
●地デジや110°BS/CSによるハイビジョン放送に対応し、複数のデジタルチューナが搭載されるようになりました
●次世代DVDと呼ばれていた大容量光ディスクが一般向けに実現し市販されるようになりました

2007年の年末商戦に向けて次世代DVDといわれたブルーレイディスク、HD-DVDメディアで録画できるレコーダーが各メーカーから一斉に発売されました。さあ、新しもの好きの私、いったいどうするんでしょう?
購入をまだ迷ってるかた向けのちょっとした情報です。

目次

どっちを買えばいいの?

Blu-rayで何ができるの?

簡単・・・ではありません














どっちを買えばいいの?

Blu-ray or HD-DVD?

ブルーレイディスクとHD-DVDは既に現実なんで、もう「次世代DVD」って呼ぶわけにはいきません。何で次世代DVDの種類を2つ書かなきゃいけないの?っていう疑問がある方もおられると思いますがこれがまたビデオデッキ時代のβとVHSを髣髴とさせるメーカーの「めんどくさい」争いなのでありましてDVDでほぼまとまったかな?と思われた方式が「次世代DVD」で再び真っ二つに分かれてしまったわけであります。

AV関連雑誌の新機種試用レポートほどの情報をここに書けるわけもありませんので2007年年末から2008年年始にかけてのブルーレイディスク&HD-DVDレコーダー現行機種で比較的特徴のある3台に的を絞って机上で比較検討してみました。

もちろん、家電各社、性能は同価格帯で似たようなものですから各メーカーのフラグシップモデル(=最高級品≒ハイエンドマシン)を買っておけばたぶんしばらくは遊べるものと思います。あとはお財布との相談&自分のこだわりで機種は決定することになります。価格は某大型家電店のものですから決して「webショップの最安値」などと比較はなさらないで下さい。

東芝 Panasonic シャープ
分類(重要 HD DVD ブルーレイ ブルーレイ
型式 RD-A301 BW900 BD-AV10
謳い文句 DVDにもフルハイビジョン! 世界初!4倍撮り ビデオ感覚で簡単に
搭載HDD容量 300GB 1TB
価格 ¥128,000 ¥270,000 ¥118,000
HDD録画可能時間 地デジ・17Mbps 38時間 127時間 -
BS・24Mbps 27時間 90時間 -
メディア録画可能時間 HD DVD-R DL
(30GB)
DVD-R DL
(8.5GB)
BD-RE
(50GB)
BD-RE
(50GB)
BS・24Mbps 2時間41分 42分 4時間20分 4時間20分
MPEG4 AVC・3.6Mbps 7時間48分 4時間18分 - -
MPEG4 AVC・5.7Mbps - - 18時間 -
その他の特徴 ●ダビング10対応
●DVD-RAM録画対応
●DVD-RAM録画対応
●SDカード対応
●BD-REメディア専用

最重要項目はまずHD-DVDかBDかを決定しなければなりません。
現状はブルーレイに若干軍配があがっているような感じで呼び名にしてもHD-DVDは何となく言いにくい、覚えにくいのは明らかで「ブルーレイ」の方が何となくきれいで覚え易いようです。
若い方にとっては将来予測も大切で選んだ方式がβビデオのように廃れてしまうと大変です。ま、その前にしばらくすればまた他のメディアに移行しなければ古い映像が見れないような次世代メディアがきっと登場するんでしょうが・・・・・。

東芝の方式は何と言っても安いメディアが使用できること。
「フルハイビジョンでDVDに録画可能」とありますが24Mbpsと3.6Mbpsの違いを体感したわけではありませんので動体視力の良い方は購入前に体感しておくといいかもしれませんね。
少なくとも地デジ・17MbpsとBS・24Mbpsの違いが解る方はそういらっしゃるとは思いませんので3.6Mbpsという数値は特に問題ないのかもしれません。
(動体視力に関わるものかどうかも不明ですので間違っていたらお許しを。コーディックに関してはまるで知識がなくここで解説できる能力は全くありませんのでwebで検索などして調べてみて下さい)

上の表で東芝、Panasonicさんはフラグシップモデルを挙げていますが、シャープさんの機種はそうではありませんので一応シャープさんの名誉のために申し添えておきます。
またシャープのBD-AV1やBD-AV10はあくまで従来のVHSビデオデッキのように「編集も必要無く、ただ簡単に録っておきたい」という目的の方が1台を選ぶ場合には選択肢のなかに存在する機種ですのでブルーレイレコーダーを初めて購入される方でCMカットなどのある程度の編集が必要な方にお勧めできるものではありません。

ハイビジョン関連製品はこれから、という方には予算の許す限り、大容量のHDDを持ったBD or HD-DVDレコーダーを購入されることをお勧めします。しかもハイビジョンTVやできれば5.1chアンプなどを同系列で揃えれば操作が幾分楽になる可能性があります。


世界の動向

グッドタイミングでニュースが入ってきました。次世代DVDの規格争いを報じたものです。1月14日(月)18:00〜 FNNスーパーニュースから

「次世代DVD」の戦いの火蓋はまずゲーム機から始まったようです。
ソニーのPLAY STATION3がブルーレイ、マイクロソフトのxbox360用プレーヤはHD DVDを採用しました。

デジタル家電製品としてのハードウェアの勢力図のみ見るとブルーレイに既に軍配は挙がっています。

次に大きな影響力を及ぼすのが映画を中心とする映像ソフト部門。ニュースによると1月4日付けでワーナーブラザーズがブルーレイへ転向することを表明しました。ワーナーブラザーズが転向すればパラマウントもこれに追従することが予想され映画映像ソフトに限ればブルーレイがおよそ7割を占めるようになるようです。

その次に大きな影響力を持つものがレンタルビデオショップ。ニュースに出ていた大手レンタルショップは「現時点での採用予定規格は未定。消費者の要望による」としています。

消費者にとって「HD DVDの安さ」は何にも変え難いものがありますので東芝チームに頑張ってもらいたいわけではありますが「寄らば大樹の陰」の法則によればHD DVDは今大きな正念場に立たされているようです。

2008年2月22日追記
最新のニュースによりますと東芝はHD DVDから撤退することを表明したようです。
従いまして「次世代DVD」はブルーレイに一本化されることでしょうし、自動的にこのページのこの項目はアップロードしてからかなり短い期間で過去の遺物になってしまいました。

それでも「歴史的瞬間」をまたいでこのページが存在したことを記念して永久保存・・・・・・かなり大袈裟


もうひとつの選択肢

お子様やお孫さん、家族の記録を残したい・・・・のホームビデオ派の方へ。
ホームビデオもハイビジョンの時代になりました。テープ、ハードディスク、静止メモリー、DVD、録画するメディアも多彩になりましたが「ハイビジョンで次世代DVDに残したい」という場合、要注意です。

ハイビジョンカメラによりほとんどのメーカーと機種で対応していない場合がありますので購入する場合には十分に検討して下さい。各社「できる」ことは大きくCMしていますが「できない」ことはあまりアナウンスしていませんので。

ホームビデオのハイビジョン編集についてはこちら(または上のフレームビデオ編集partVから)で紹介しています。



→目次へ









Blu-rayで何ができるの?

私の場合、ハイビジョンTVとHDD+DVDレコーダーをシャープさんにしていたものですから同系列で揃えたくて、必然的に「次世代DVD」はブルーレイになってしまいました。東芝さんで揃えていた方はそちらで揃えると操作がしやすくなるかも知れませんので追加購入する方は調査が必要です。
各社、○○リンク、といってメーカー内でそれぞれのAV機器が相互に認識できるようなシステムにしていますので十分に調査したほうがいいでしょう。

で、HD-DVDもブルーレイも試してみるなんてお金持ちではありませんのでシャープさんのBD(ブルーレイディスク)レコーダーBD-AV10 1台でのお試し報告です。

☆大画面で見るハイビジョン画面はきれいだー
☆あの迫力あるハイビジョン画面でいつでも見たい!
☆映画は絶対ハイビジョンがいいに決まってる
と、ハイビジョンの虜になった方にお勧めするのがブルーレイディスクであります。

ブルーレイディスクで何ができるの?・・・・私の場合に特化して言うと、こんなことができます。
現在のTVセットです。機能的にはTVはいつでもハイビジョンで視聴可能でいつでもHDDにハイビジョン画質で録画でき、いつでも録画したものをハイビジョンで見ることができます。


例えば地デジやBS/CSでハイビジョン画質で自分の大好きな映画が放映されたとします。
番組表を見ながらHDDに録画を予約。予約録画もひところと比べると随分と楽になり格段に進歩しました。
NHKやCSの有料ハイビジョン映画チャンネルなら必要ありませんが民放ならCMを編集でカットして保存すればほぼ純粋な映画の映像だけをいつでも好きなときにハイビジョン画質で見ることができます。

ところがHDDの容量は有限ですから廉価版ハイビジョンHDDレコーダーではすぐにHDDが満杯になってしまいます。
シャープの廉価版機種DV-ARW22での公称のハイビジョン画質での録画可能時間はおよそ22時間ですので最大で2時間映画なら10本が限度です。いつでも限度まで録画しておくことはナンセンスで余裕を残しておく必要がありますので録り溜め可能時間はさらに短くなります。

飽きてしまったら消去すればいい、とも思いますが好きな映像はある程度時が経つとまた見たくなるもので、どう考えてもお気に入りを消去するなんてほんとにもったいない話です。

そこで登場するのがBDレコーダー。
HDDに録りためたハイビジョン画質・品質の映像をそのままBDメディアに移行できるようになりました。
そのシステムの概略図です。
それそれのレコーダーはTVとHDMI接続し、レコーダー同士はi-Linkケーブルで接続します。
アンテナ、HDMIケーブルはそれぞれレコーダーに付属していますので別途購入する必要はありません。i-Linkケーブルは別途購入というケースが多いようですので市販の一般的なもの(IEEE1394ケーブル 4ピン⇔4ピン )を購入します。DVビデオカメラなんかに付属しているものを流用可能です。 パソコンあるいはデジタル家電売り場でアイリンクケーブルまたはアイ・トリプルイー 1394ケーブル 4ピン、4ピン 1メーターものと言えばすぐに出してもらえます。もちろん必要な長さは予め測っておいていて下さい。
 市販のi-Linkケーブル・4ピン-4ピン


シャープさんではお互いのデジタル家電機器のリンクを「AQUOSファミリンク」と呼んでいます。LC-37GX1WとDV-ARW22の仲が完全ではありませんが一応上の3台はファミリーのようで相互認識は十分です。
違う時期に購入した場合、相性を調べておく必要があります。


→目次へ











簡単・・・ではありません

さてBD-AV10自体は「簡単に録画」を売りにしている機種ではありますが、こんな接続をすればもう大変。リモコン3台を勘違いなく操らなければなりませんので頭の体操にはちょとだけいいかな?と思っています。

HDDレコーダーからBDレコーダーに録画ファイルをダビング(正確には移動;コピーワンス)するわけですが、自分は今どの機器を操作しているのか、ということを判りやすくするためにTV、DV-ARW22、BD-AV10で視聴するTV番組をすべて違うものにしておきましょう。

初めて操作したとき同じ番組にしておいてすごい勘違いをして「変です」と、サポートディスクにTELしたのはどこのどいつだい?
あたいだよー。
とにかく別の番組に設定しておきましょう。

STEP1
TVの入力をBD-AV10(入力6)に切り替えます。
深呼吸をしておもむろにBD-AV10に新しいBDメディアを入れてみましょう。

▲「ディスク読み込み中」から残量表示に表示が変わるまで気長に待ちましょう。およそ1分〜1分30秒ほど必要です。
デジタル家電品はもうほとんどパソコンですのでこのディスク読み込み時には何も操作しないほうが無難です。
上の図では画面表示が何もない場合を選んでいますが一般的にはTV画面が映っていることでしょう。

右の表示画面になれば無事ディスクが認識されましたので録画スタンバイの状態になります。

STEP2
TVの入力をDV-ARW22(入力5)に切替えます。
HDDレコーダー側で操作を進めます。

▲AQUOSレコーダーの表示例です。BDレコーダーと接続が完全であれば自動的に認識されていますので→キーで選択するだけで操作は完了します。
この機種の場合、ハイビジョンファイルは1倍速移動ですので4時間ものだったらできあがるまで4時間待つことになります。


STEP3
ここは重要です。
重要、とはいっても録画に関しての重要事項ではなく、終わった後の、たぶんこの機種に特化したちょっとした操作手順の注意事項ですので役に立つことではないかも知れません。

BDレコーダーの表示を見ていれば録画していることは赤いランプで判ります。
録画が終了したらランプは白になりますのでTVの入力をBDレコーダー(入力6)に切り替えてうまくいったか確認します。
リモコンに「再生」とか「録画リスト」とかありますので人情的にはこれのいづれかを押してみたくなるものです。

HDDのない分、シンプルと言えばシンプルなリモコンではありますが・・・・・

ところがこの操作で「一旦TV視聴に戻って下さい」と表示が出ます。
「え?何言ってるの?」 TV画面にはすでに放送されている番組が映っていますので人間様はとまどってしまいます。

しかしながらここで前もってすべての機器のTV番組を違うものに設定しておいたお陰で注意深い人間は「あ、今はまだHDDレコーダーのTV番組を見ているのではないか!」と気付くわけであります。すなわち、この時点ではまだ i-Link接続されているものですからBDレコーダーでHDDレコーダーのチューナによるTV画面を見ていることになるわけです。

したがって頭のよいBDレコーダーのCPUは「一度 i-Linkを切りなさい、TV視聴に戻りなさい」という指示を出すことになるわけです。
リモコンには「入力切換」ボタンが付いていますのでここで i-Link→TVに切換えれば難なくTV視聴に戻りBDレコーダーのチューナによるTV番組が表示されることになります。

ところがここでHDDレコーダーとBDレコーダーのTV番組を偶然に同じにしていたら「入力切換」ボタンを押してもまったく同じ画面しか表示しないわけですから操作が受け付けられなかった!この機械、人間に何を求めてるんだ? 既にTV視聴になっているんじゃないの?と、頭の悪い人間様は考え込んでしまうわけで何回か「入力切換」ボタンを押してしまうわけです。

偶然にBDレコーダーのTVに戻っていれば次に「再生」ボタンで録画したものの再生が始まるわけですが、悪いほうの元に戻るとこの馬鹿な人間様は永久に録画したものを見ることができずに冒頭で言いましたようにサポートディスクにTELしてしまうのであります。

で、このBDレコーダーがもっと親切なら「録画が終了してもHDDレコーダーとこのBDレコーダーはまだ i-Link接続されています。あなたはまだHDD側のチューナで受信したTV番組を見ている可能性があります。録画したものを見るには右上の入力切換ボタンを1回だけ押してこの本体のチューナでTVを見てください。その後再生ボタンや録画リストボタンで再生に進んでください」と、ここまで長たらしく言っていただければ「ふむふむOK、OK」となってめでたし、めでたしとなるわけであります。

シャープさん、よろしく!



→目次へ











2008年1月6日・・・使いはじめて2週間目で感じたこと

●BD-REメディアは高すぎる BD-RE DLはなおさらだ!
●予算の許す限りBDレコーダーの最上級品を買うべきだ!
●こんなにメディアが高けりゃHD-DVD MPEG4 AVCでもいいと思う。貧乏人はHD-DVDに乗り換えるか・・・
●全体的にギザ、ギガ・・いやテラオソイス!ディスクドライブは32倍速!くらいのスピード感が欲しイツス!/ω ω''
  ・・・・ちょうど今TVでしょこたんやってます

「次世代DVD」の黎明期(れいめいき)ですから価格は高く、スピードは遅い、安定性もいまいち、というのは避けられません。次世代DVDの次世代が騒がれる頃、「次世代DVD」は価格も安く、高速化し、より安定した製品になっていることでしょう。





このページのtopに戻る