プロジェクトX                 2007年8月 FirstUp
          2007年11月 更新


「オープンリールテープやカセットテープなんかにある懐かしの歌謡曲をDVDに入れ直し、車で聞こう」プロジェクトをスタートさせました。
車で音楽を聴くことに目的を絞った場合、最近のHDDカーナビ等はPC並みにCDからかなりの曲の取入れが可能なようでそちらで済まされる方にはここは特に必要なコーナーではありません。ここはあくまで古い、自分にとって貴重なアナログ音源をデジタル保存しようというのが目的です。*1 あわせてめずらしいオーディオ機器が見つかったので紹介します。

団塊の世代を中心にFMエアチェックや生録をして自分にとって大事な音を録ってこられた方に機械音痴はほとんどいないかとは思いますが中にはパソコンは苦手だ、とおっしゃる方もいるかも知れませんのでここに紹介しておきます。不明な部分はお手伝いできますのでいつでもご連絡下されば判る範囲でお答えします。

最終的なメディアとして片面1層のDVD-Rを使用して2時間以内のDVD Videoを作成するのが最も簡単で比較的高画質でかつ再生機器を選びませんので最も無難かと思います。


オープンリールデッキ

オープンリールテープデッキは「カタログ販売」ってことで写真をフリーマーケットに出したところ興味のある方が現れましたのでほとんどタダみたいな値段でお譲りしました。ま、ただで手に入れた逸品?ですから動くようにした技術料?ということで。あの4つのUVメータが淡く光る様子はかざっておきたかったのですがしばらくは楽しませていただきましたので次の方に引き継ぐのもいいかなっと。

▲テープからPCへ     こんな光景も見納め
 最後の再生風景をビデオに録っておきました。何の変哲もない映像ですがよかったらこちらで→

このSONYのTC7850というデッキ、かなりの重量があり編集用のPCの近くまで運ぶのが大変ですので上の写真のようにノートPCを近くに持っていって取り込みます。その後LAN経由で編集用のPCに転送するか、ポータブルHDDを利用して取り込んだファイルを移動します。

デッキのPB(Play Back)OUT端子とPCの音声入力端子を一般的なRCAオーディオケーブルで接続します。



一般的にカセットデッキ等からPCに録音する場合、RCAピンジャックの音声入力端子がないPCでもIEEE1394(i-Link)端子があれば途中にデジタルビデオカメラを介して音声だけの映像ファイルとして取り込むことも可能な場合があります。
デジタルビデオカメラ(DVカメラ)のA-D変換機能を利用しようというわけです。

IEEE1394(i-Link)端子例
USB端子とほぼ同じ大きさですが差込口の形状が若干違います。

私の手持ちの機器の場合、
◎Panasonic DVビデオデッキ DV10000 外部入力3系統・アナログTV出力をA-D変換可能
○Panasonic DVカメラ NV-GS100K メニューからA-D変換機能設定可能
○SONY DVカメラ DCR-TRV27 メニューからA-D変換機能設定可能
という結果になりました。お手持ちの機種についてはマニュアルに書いてあると思いますのでそちらをご覧下さい。

▲取り扱い説明書例 (Panasonic DVカメラ NV-GS100K)

DVビデオカメラがありi-LinkとAV入出力端子の同時使用が無理でアナログ→デジタル変換ができない場合でも最悪、AV入出力端子を介して一旦DVテープに録音(録画)し、再生してi-Link端子を介してPCに取り込むことが可能です。手順が増えますが利点としてDVテープにバックアップが残せます。

PCにIEEE1394(i-Link)端子もなく、DVビデオカメラもないような場合、試してはいませんがレベルをうまく調整すればPCのマイク入力端子も使えるかも知れません。古いPCでも長時間録音可能なソフトさえあれば何とか取り込みは可能でしょう。




ジャンク域のレコードプレーヤ

こちらは30数年前に購入し実際に使っていたレコードプレーヤです。就職して初めて買ったプレーヤなんですが、それ以降一回も買い換えたり買い増していませんので一生に一台のプレーヤになるかも知れません。
少なくとも10年は放置していたと思いますので指でアームを少し押してやらないと針がうまくレコードの溝をトレースしてくれないくらいヘタっています。

▲昭和40年代に購入したレコードプレーヤー

 左上はもらったアンプ。買えば結構高価そうです。もちろん「PHONO」端子が付いていて古いレコードプレーヤが接続可能です。ちなみに「PHONO」はphonograph、(米)蓄音機の意味です。
今は主に映像編集時の音声再生用、PC内の音楽再生用に使用しています。

現在市販されている汎用レコードプレーヤにはイコライザーアンプが内蔵されているものが多くphono端子のないアンプやPCに直接入力可能になっています。




まぼろしのCD-4

PCのラックの下でほこりまみれになっているプレーヤがかわいそうなので陽の目を見せてやることにしました。PHONO端子のあるアンプはPC用にラックの下だし、重くて大きいので引き出すのは面倒だ。ホームシアターのアンプとどう接続する?


▲ケースが木製の古〜いレコードプレーヤ。ホームシアターで聴くために5chアンプのそばに設置する


ジャ〜〜〜ーン


うわー! 光り輝くその姿が眩しくて見えない!
ってなこともないんですがあえてフラッシュをたいて撮影してみました。
これがまぼろしの逸品?!、CD-4デモジュレータ(TOSHIBA SY-404)なのであります。

その昔東芝さんは無理なことをやってしまいました。レコード盤に高周波を刻み込んだわけであります。無線でもwebでも低い周波数で直接取り扱うよりも高い周波数に音声などを乗せたら(変調したら)多くの情報を載せることができるわけであります。レコード盤はステレオの左右2chというのが常識なのですが後ろの左右2chを追加して4chレコードを作ってしまいました。いわばレコードのブロードバンド化ってとこでしょうか?

高周波、といっても搬送波の周波数は30kHzですから可聴周波数のちょっと上。それでも可聴周波数を忠実に再現するのも安物プレーヤでは無理なものですからそのさらに上を再生しろといっても無理な話なのであります。

もちろん再生可能なプレーヤとカートリッジは販売されました。対応カートリッジとCD-4デモジュレータ(復調器)だけは購入し、今のプレーヤでも何とかなるだろうと高級なプレーヤは買わなかったわけであります。正確に言うと買えなかった、のでありまして・・・

▲幻?の「コンデンサー カートリッジ」 Aurex C-404X  CD-4デモジュレータとのシリーズ品


ま、それで結果としてCD-4レコードは付いてきた試聴盤一枚だけだし、本体の残骸があるだけなのであります。
CD-4レコードを買った記憶もありませんのでこの試みは失敗したようです。当時の記憶としては時々4chになる、といったところだったかなと思ってはいるのですが・・・・ レコードでのCD4に落胆してこのあとに4chデッキを購入したのかも知れません。


▲CD-4デモジュレータ添付品のCD-4レコード試聴盤

そのうちこちら↓の拾ってきた高級そうなダイレクトドライブのプレーヤを修理に出して、ちゃんと回るようになったら再度試して見ようとは思っているのですが・・・なにしろこのプレーヤも遥か昔の代物のようで買った方が安くつくかも。

▲回るけど回転数が定まらない拾ってきたDDプレーヤ

このCD-4デモジュレータはイコライザーアンプの代わりをしますのでPHONO端子付きのでっかいアンプは不要になり、直接PCや5chホームシアターのアンプに入力することができます。

もうすぐ40歳を迎えようとするレコードプレーヤはアームの動きが固まっているようで、下への重さと溝をトレースする力が不足しているようです。カートリッジに1円玉を乗せたりして何とか再生できました。
決して「いい音」ではありませんがレコードの独特のノイズは懐かしい感じがします。



DVD・懐かしのヒット曲

さて話を戻しまして・・・
どんなDVDになるのかというと音声(音楽ファイル)のタイムラインをベースにして映像のタイムラインにほとんどが歌と関係のない動画や写真、それに歌とほぼ同期した歌詞が表示されるようなものになります。
レコード盤の写真、TVの懐かしの歌謡曲なんかで古い映像が放映されることがありますのでそんな映像が残っていれば活用します。
TVの歌番組で歌手が直接歌っている映像と音声のあるビデオではなく良く言えばちょうど歌手のPVのような感じの背景に音楽が流れ違う映像が流れているようなDVD、ひところの通信カラオケのように曲と関係のない映像に歌詞テロップが流れるような映像に仕上がるわけです。

1970年代にはバリバリに若かったお父さん達に見せてあげたいようなできばえ・・・自画自賛・・・なんですが何しろ「個人で楽しむ」以外に術のないプロジェクトですので残念ながらここで紹介するわけにもいきませんのでなんともなりません。

麻美ちゃんや寛子ちゃん、真理ちゃんやちえこちゃんやめぐみちゃん、沙織ちゃんがめちゃくちゃ可愛いまま30年の時を遡って目の前に登場しますからおじさんのノスタルジアの世界にどっぷり浸れるわけであります。

あ、でも決してロリコンではありません。♪そのとき僕も若かった・・・わけでありますから
・・・・でもこの年でもやっぱり当時のアイドルがいいってことはやっぱり「ロリコン」だ!! 

・・・・そういえば自作の音楽DVDにはハロプロが多い・・・ドキッ
・・・・ひとこと言い訳をしますと、つんくの曲はなんとなくメロディが昔からの歌謡曲に近くておじさんの耳にも心地いいからなんですねー。
カラオケで最近のわけのわからないラップは歌えなくてもモー娘の曲は歌えるんですねー これが。
特に真希ちゃんや美貴ちゃんやあややがいいわけではありません・・・・・ウーム・・・・でもやっぱし歌よっかそっちがいいか・・・・

でっかい画像になりますが編集画面をちょっとだけ紹介しておきます。
左半分が編集ソフトEDIUSのメイン部分、19インチメインモニタの画面で、右半分が17インチのサブモニタ画面です。

映像編集ソフトEDIUSのちょっと解説

▲タイムライン一番下「1A」にPCに取り込んだ音楽ファイルを配置します。
タイムライン「1T」「2T」は文字を配置する場所です。サブモニタに表示してあるメモ帳のファイルの歌詞を曲に合わせコピー&ペーストで少しずつ貼り付けていきます。
もちろん歌詞を表示する長さは歌を聴きながらドラッグ操作で何回でも自由に調整できますので苦になる作業ではありません。

▲メイン画面左上がタイムラインに並べる前の映像、右上が並べた後のモニタ画面です。
タイムライン上に縦に一本の細い線があるのが見えますか? 右側モニタはその線の位置の画面を示しています。
したがって図の場合、タイムライン「2VA」「1T」「1A」のファイルの中身が表示されていることになります。
具体的には3人組の女の子のレコードの写真、「砂の上に髪をひろげて・・・」の文字、それに曲がモニタされていることになります。
この縦線をドラッグすれば好きな位置の内容を自由にモニタできるようになっています。
かつその表示は「リアルタイム」に表示可能です。通常の映像ならレンダリングの時間をほとんど気にせず編集可能です。

▲右半分はサブモニタの画面です。
左上のファイルが小さなアイコン風に縦に並んでいるウィンドウに使用するファイルをドラッグして登録します。
従ってサブモニタには準備したファイルのあるフォルダ等を必要なだけ表示しておきます。
ここでは今歌詞を配置していますので歌詞の内容が入ったメモ帳のファイルを開いています。
ここからコピー&ペーストでメイン編集画面に文字を配置することができます。





映像編集用モニタの更新

映像編集用に長年使っていたモニター(パソコンテレビX1のモニター部)の調子が時々悪くなりこのままでは定年後のX1turbo復活作戦が遂行できそうもないのでしばらく休んでもらうことにしました。休んだところで次使うときに電源が入るかどうかもわからないのではありますが・・・・

そこで次期主力モニタの選定です。
●パソコンのモニタにも転用可能
●これからは16:9だ
●どうせなら地デジや衛星放送も見れたほうがいいに決まってる

今の14型ブラウン管モニタと同程度の性能のものに入れ替えるならそんなに出費は要りません。しかしどうせなら、っていう気持ちが現状維持の気持ちを駆逐してしまいましてボーナスをあてこんでの高級モニタ導入になってしまいました。

上の条件に「モニタ出力あること」を加えると機種が自動的に決まってしまいました。
選定した機種はデジタルハイビジョンTV、シャープアクオスLC-20EX3。
かなりお勧め、ですのでここに紹介します。

さすがに店先に並んでいる20Vインチ以下のTVの中では映像もダントツですし仕様もこのクラスではこれ以上はない、といっても過言ではないようです。最大のメリットはメインTVと同じシリーズなのでほぼ使い勝手は同じだし、場合によっては不利な場合もありますがリモコンが共有できることでした。(同じ場所に並べて使う場合、リモコンに別のチャネルが準備されていないと個別操作ができなくなります。残念ながらこの機能は準備してないようです。SHARPさんともあろう方が・・・別のチャンネルを用意することをお客様相談センターには提案しておきましたが)

WindowsVISTAでは16:9画面がお勧めのようですのでアクオスLC-20EX3は17インチ以下のPCモニターの代替品に最適かと思います。4:3の19インチモニタ画面と比較すると若干小さく感じるかも知れません。


▲PCの17インチモニター(左)と映像編集用モニターLC-20EX3(右)

アクオスLC-20EX3の導入で映像編集環境が大きく変わったわけでもありませんが、これまでのブラウン管モニタだと周囲の表示が欠けて、他の大型液晶TVで見たとき「あれ?、カットしたと思っていた部分が映っている」なんてことはなくなりますし、音声もステレオ入力可能ですので仕上がりの音声も他のアンプ無しで直接確認できるようになりました。編集途中でちょっと一息、ということで高画質のデジタル放送も楽しめます。

→注意事項


アクオスLC-20EX3の主な仕様

画面サイズ 横×縦/対角(cm) 20V型ワイド(44.36×24.94/50.89)
外形寸法
幅×奥行×高さ(cm)
49.7×22.4×40.4
本体質量(kg) 約6.6
消費電力(W) 約65
待機時消費電力(W) 0.14
年間消費電力量(kWh/年) 76
バックライト寿命の目安(時間) 約60,000
画面輝度(cd/m2) 450
液晶パネル (低反射)ASV液晶パネル
画素数(水平×垂直 画素) 1,366×768
コントラスト比(注5) 暗室コントラスト 1200:1
明室コントラスト 550:1
視野角 176度
4波長バックライト〈青・緑・赤+深紅〉
3次元Y/C分離回路
明るさセンサー
音声多重
音声実用最大出力(JEITA) 総合4.2W(2.1W+2.1W)
スピーカー 3×7.5cm×2個
チューナー 地上デジタル ●CATVパススル−対応
BS/110度CS
デジタル
●(F接栓)
UHF/VHF/CATV
(C13〜C63ch)
●(F接栓)
付属アンテナケーブル長 4m(F接栓)1本
オン/オフタイマー
2画面機能
デジタル放送電子番組表
AQUOS ファミリンク対応
接続端子 PC入力 ●ミニD-sub15ピン
(VGA/SVGA/XGA/WXGA/SXGA)
D端子 ●D4(1系統)
AV入力 ●RCAピン(3系統)
S映像入力 ●S2(1系統)
HDMI入力端子 ●(2系統)(720p対応)
AV出力 ●モニター出力(切換式、RCAピン)*2
デジタル音声出力(光)端子(角型) /
AAC5.1ch対応
●(1系統) / ●
i.LINK(TS) S400
イヤホン(ヘッドホン) ●ステレオ
PC音声入力端子 ●(ミニプラグ)
モバイルオーディオ端子
地上デジタル/BS/CS専用端子 ●録画出力1系統1端子
●電話回線端子(通信速度:2400bps)
●LAN端子
付属品 ●ACコード
●テーブルスタンド
●ワイヤレスリモコン
●リモコン用乾電池(2個)
●アンテナケーブル(4m)1本
●電話線
●モジュラー分配器
●B-CASカード
●転倒防止用部品一式

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footnotes

*1 音を取り込む場合あくまでコピーしてもよい音源に限られます。一昔前、それ以前は「個人で楽しむもの」にかなりの余裕があり規制も緩いものでしたが最近は厳しくなる傾向がありますのでご自分の責任で最新の情報をチェックしてください。

*2 デジタルTVからの映像出力については他のモニター等で見ることは可能ですがハイビジョン放送等のデジタル画質の映像をパソコンに直接録画することはできません。

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〈CD-4方式 : Complete Discrete 4-channel 〉
▼付属の試聴盤の解説図です。説明文は解説文を一部抜粋しています。


通常のステレオと同じ可聴周波数を使った伝送系とその上の高い周波数帯30KHzを使いFM変調した伝送系を使ったユニークな方法です。
前方左側と後方左側の信号の和信号を1つの音源信号(可聴周波数帯左のミゾ)とし可聴周波数のステレオ信号左にします。
同様に前方右を後方右の和信号を片方のステレオ信号右にします。
耳には聞えない30kHzを中心とした高い周波数に変調した前方左と後方左の差信号を先程のステレオ左信号にプラスし、同じく30kHzで変調した右前方、右後方の差信号をステレオ右チャンネルにプラスしてカッティングを行います。
通常のレコードの溝のカッティングと考え方は同じですが、録音されている周波数が20Hzから45kHzまでの高くて幅の広い周波数が刻まれていると考えて下さい。通常のステレオレコードは20Hz〜20kHz位
です。

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映像編集用モニタ注意事項
デジタルハイビジョン放送を視聴することに関し、液晶・プラズマTVを選択するより他に選択肢がないのが現状ですが、動画表現(コントラスト、色再現性、応答速度など)において生産中止となっているハイビジョンブラウン管TV・モニターの能力を超すものではありません。

またデジタルハイビジョン液晶・プラズマTVでアナログ放送を視聴することも適していないようです。
特に映像編集のモニタ出力であるアナログ映像をアナログ入力端子を介して液晶・プラズマTVで見る場合、ブラウン管モニターに比べ画質が相当劣化しますのでお勧めできるものではありません。



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